そうだ、同人生協を作ろう

ここ最近の二次創作の問題と解決方法を考えてみる。
色々妄想できたのでまとめメモ

これは素人の妄想であり、ツッコミどころ満載です。
仮に素晴らしいアイディアがあったらどうぞ使ってください。そして売り上げの10%くらいください。

  • 非親告罪化 (TPPによる)
  • 割合グレーである (TPPが来なくても ※1次の作者が許可している場合は白)
  • もし売れても1次創作者にお金が行かない
  • 売り上げはともかく、1次創作者に感謝しようにもお金を渡せない
  • 1次側が内容を審査し許可が困難…審査の時間・費用など
  • 同人ショップという、個人が趣味の範囲で、とは言い切れない存在
  • 同人ショップが無ければ買えない地方民

このあたりを解決できればいいよなぁ、という時に思いついたのが同人生協です。

生活協同組合 … 消費生活協同組合法による

国民の自発的な生活協同組織の発達を図り、もつて国民生活の安定と生活文化の向上を期する – Wikipediaより引用

消費生活協同組合は法人格を持ちます。生協CO-OP)がお馴染みですが、一般的な利用方法は、出資金を払い会員になり、各種サービスを利用したり、運営に関与していく形でしょうか。
この形態を見て思いました。これって即売会に似てる。

同人生協ができたらどうなる?

全て例ですが、まず

同人誌などを売りたい人、買いたい人は出資金や会費を払ってこれに加入する

同人生協は上記の資金だけで運営する
この法人はあくまで同人誌などの中継をするため、個人が趣味の範疇でしている範囲を拡大はできるが、商売として店に委託しているという扱いには成りにくいのではないか。

同人誌の販売は、売りたい人が即売会と同じ価格で要請し、それを同人生協が中継、欲しい会員の注文に応じて発送する。もちろん全国どこでも。(送料は必要ですが)
同じ価格で可能と思われるのは、会費で運営されているため、同人誌自体に上乗せはありません。これはショップが商売的に見られている部分である利益の上げ方とは大きく異なります。(実際儲けているわけですし)

会員は同人生協の運営について意見できますので、給与高すぎ、とかこうした方がいいんじゃね、とか色々口出しできます。ひねくれた解釈をした方が 権利団体だー という意見は出るかもしれませんが、大分緩和できるのではないかと。

まとめると
全国規模で同人誌をやりとりする場を提供する団体、新しい同人誌即売会を行う組織。

さらにこんな事もできるかもしれない

一定の制限下で同人を許可したいという1次創作者様もいるかと思います。しかし個人ベースの許可は難しく、また売り上げの5%を1次創作者に。といってもこれを確実に、公平に行うのは困難です。
同人生協が仮にこういった条件を飲む方の同人誌を扱い、なおかつ1次創作者様と協力できるならば、そういった条件付きの場合でも、同人誌などを発行しやすくなるかもしれません。

もちろんこれは、売り上げの一部を一次創作者にという事を推奨したり否定するものではありませんが、ニトロプラスさんのような事例もありますので、個人の範疇では難しい、という問題の解決の手助けができるかもしれないという事です。

同人マークはご存じかと思いますが、TPPがきて著作権が非親告罪化した後の解決策の1つです。
出版社側の方も即売会自体が滅びるのを歓迎しているわけではないようですが、問題は同人ショップです。
同人ショップは同人誌などの販売で利益を上げていますから、これを出版社側が公式に黙認というのは難しいようで、同人マークに限らずショップでの販売の難易度が大幅アップ、というのは避けられないのかな…という感じでもあります。

しかし同人生協なら、これ自体が即売会ですし、同人誌から一切利益を得ません。(利益はそもそも得ませんが、収入源は組合員の会費です)これならば全国どこからでも同人誌が注文できる、しかしショップを経由できないというルールにも触れずにすむ、という状況も作り出せるでは、という考えですね。
1日版権というのがありますが、それを同人生協対応の版権にできれば、常に1次創作者に還元すると言う事も容易でしょう。

同人界隈のいくつかの問題を解決できるような気がする妄想でしたが、、、果たして役にたつものはあるのか…うーん、、、まぁ取りあえずメモ程度。